MORI to KURA
北アルプス 森とつながる暮らし案内所
https://kitaalps-moritokura.com/
安曇野に移住してきて、自分で設計した家に住んでから世の中の情勢の変化とともに、
周りの環境が変化していることに気づきました。
その中でも大きく変わったと思ったのは、木々に覆われて緑豊かな風景が
あっという間に木が伐採されてしまい、ぽっかりと空いた空間が
出来てしまっていることです。それもそういった場所がどんどんと増え始めています。
そのことがきっかけで身の回りにある木が伐採された後、
どういった使われ方をしているのか、また日本の林業がどのような仕組みなっているか
全く知らなかったことにも反省を覚えて、ほんの少しだけ本を読んだりして情報を集めました。
そこで感じたのは、今すぐにでも木々の環境を整えることが必要だということでした。
というのも木が育つには何十年と必要で、自分の子どもが大きくなったときには手遅れになると思ったからです。
しかしながら、建築の設計という仕事をしていて、他の人よりも身近にある話題にもかかわらず、
どこから始めていいのか分からず、私だけでどうにかなるものでもないということが分かり、
漠然としたまま時間が過ぎていくなかで、この活動があることを知りました。
主に活動をしている方が自分の家のキッチンを製作してくれた方だったということもあり、
私にも何かお手伝いができることはないだろうかという思いが伝わって
この「北アルプス森とつながる暮らしの案内所 もりとくら」にメンバーとして活動することになりました。
お時間あればぜひWEBをみていただき、この北アルプスでの活動に興味を持っていただければと思っています。
この活動に関する思いはWEB上でも確認できますが、ここにも載せておきます。
「建物を設計する際には大きな視点から小さな視点までを行き来しながらデザインしていますが、
スケールは違っても身の周りにある木々を使い、常に目や手に触れることはとても贅沢なことだと思っています。
仮にそのものがとてもシンプルで質素なものであっても。」